この記事の概要
PMBOK(ピンボック)は、プロジェクトマネジメントの世界基準として知られる知識体系ガイドです。
第6版までは、「10の知識エリア」と「5つのプロセス」による手順重視の構成でしたが、第7版では「12の原理・原則」と「8つのパフォーマンス領域」を軸に、成果物の目標達成だけでなく「価値の提供」を優先する考え方へと変化しています。
最新の第8版では、これまでのプロセス重視の実用性と原則ベースの考え方が統合され、プロセスグループとITTOの再録やAI活用に関する記述の追加も実施されました。
プロジェクト管理のフレームワーク「PMBOK(ピンボック)」をご存じですか?
プロジェクトを成功に導くためには欠かせないといわれるPMBOK(プロジェクトマネジメントの知識体系ガイド)ですが、いったいどのようなものなのでしょうか。
具体的に解説しますので、参考にしてください。
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目次
PMBOK(ピンボック)とプロジェクト管理
プロジェクトを牽引していくPM(プロジェクトマネージャー)にとって、PMBOK(ピンボック)を理解しておくことは、避けては通れません。
しかし、PMBOKの内容は膨大で、予備知識なしに勉強し始めても、理解が追い付かないということもあり得ます。
まずは、PMBOKの概要とプロジェクト管理について解説いたします。
PMBOK(ピンボック)とは
PMBOK(ピンボック)は「Project Management Body of Knowledge」の略で、プロジェクトマネジメントに関する手法やノウハウを体系的にまとめた参考書のようなものです。
PMBOKは、1987年にアメリカに本部を置くPMI(Project Management Institute)という非営利団体が発表したガイドブック「A Guide to the Project Management Body of Knowledge」で、世の中に認知されるようになりました。
1987年に最初に公表され、そのあと書籍の形にまとめられ、1996年に「PMBOKガイド」の初版が発行されました。
今では世界のプロジェクトマネージャーのための技法として、世界標準となっています。
内容は4年に1回くらいのペースで更新され、2026年1月時点で最新の日本語版PMBOKガイドは第7版(2021年)となっています。
2025年11月に米国PMIからPMBOKガイド第8版の英語版がリリースされたため、2026年中に日本語版が公開されると考えられています。
プロジェクト管理とは
プロジェクト管理とは、定義されたプロジェクトの目標を達成するため、あらゆる局面から、プロジェクトをマネジメントし、コントロールすることを指します。
QCD(品質、コスト、納期)を計画通りに終わらせるために、スケジュール、コスト、進捗、リスク、ステークホルダー(利害関係者)などを管理します。
基本的には、PM(プロジェクトマネージャー)がプロジェクト管理を担うことになります。
PMBOK(ピンボック)の目的とは
PMBOKによって一つにまとめられたことにより、初学者の学習を手助けし、プロジェクト管理の幅広い概念を、あらゆる人々と共有することができるようになりました。
さらには、PMBOKを基礎としてプロジェクト管理をすることで、QCD(品質、コスト、納期)の目標を達成することが目的です。
また、PMBOK最新版の第7版ではプロジェクトの目的を「価値の提供(Value Delivery)」としています。
ビジネスを取り巻く環境の変化などもあり、プロジェクトの成果物がもたらす価値についてより問われるようになりました。
型にはまった手順ではなく、プロジェクトや顧客のニーズに合わせて柔軟に管理方法を変えていく「テーラリング」が独立した章として紹介されるようになりました。
PMBOK(ピンボック)を活用するメリットとは
どのようなプロジェクトでも、行き当たりばったりではうまくいきません。
しかし、プロジェクトごとに管理の計画を立てるのはとても大変で、大規模なプロジェクトだと計画だけで膨大な時間がかかってしまったり、現実的ではない計画になってしまったりする可能性があります。
しかし、PMBOKを活用することで、立ち上げから終結までを細かくコントロールできるようになります。
PMBOKを活用したプロジェクト管理は世界標準となっており、どのようなプロジェクトにも応用できます。
小規模なプロジェクトの場合には、どのプロセスを使うのか選択して使うことも可能です。
PMBOKを指標にすることで、どのようなプロジェクトでも効率的に進めていくことが可能になるのです。
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PMBOKに関係するPMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)とは

PMIでは、PMP(Project Management Professional:プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)といわれる国際的なプロジェクトマネジメントの資格の認定をおこなっています。
プロジェクトマネジメントに関する知識について出題され、資格を取得することでスキルアップ・キャリアアップに役立つ資格です。
ここでは、PMBOKを学ぶうえで知っておきたいPMP資格について解説します。
PMP資格とは
PMPとは、PMI本部が認定するプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。
PMPはプロジェクトマネジメントの専門家であり、業界や職種は選びません。
受験資格として、高卒以上の資格を持っている人であれば、60ヵ月以上のプロジェクト管理経験が必要です。
他にも、プロジェクトの管理経験を問わないCAPM(Certified Associate in Project Management)という資格もあります。
プロジェクトのチームメンバーや新人のプロジェクトマネージャー、大学生などを対象とした試験です。
いきなりPMP取得を目指すのはハードルが高いと考える方は、CAPMに挑戦してみてはいかがでしょうか。
参照:PMP®資格について | 一般社団法人 PMI日本支部
参照:CAPM®試験について | 一般社団法人 PMI日本支部
PMP取得のメリット
PMPを取得するメリットは、プロジェクトマネジメントの技法を客観的に証明し、キャリアアップに役立つことです。
試験は、世界基準の知識体系である「PMBOK」に準拠して実施されるため、資格保有により一定水準以上の知識や技術があることを対外的にアピールできます。
PMI日本支部(PMIJ)によると、PMP資格保有者は2024年度時点で48,404名となっており、他者と差をつけられる資格といえます。
プロジェクトマネジメントのレベルを引き上げたい場合は、PMPの取得は有効な手段となります。
参考:【2024】日本語版:PMI日本支部 アニュアル レポート2024〔単一頁版〕p23「入会手続き」
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PMBOK第6版までの「10の知識エリア」
PMBOKの内容について具体的に説明します。
PMBOK第6版では、プロジェクト管理を10の知識体系と5つのプロセスで定義します。
まずは10の知識体系について解説します。
プロジェクトの統合マネジメント
プロジェクト全体の進行を管理する中心的な分野です。
他の9つの知識群と、そのプロセスを統合して調整をおこないます。
スコープ・マネジメント
スコープマネジメント(プロジェクト・スコープ・マネジメント)とは、目標達成のための最終的な製品(成果物)と、そのために必要な作業などの範囲(スコープ)を明確にする分野です。
要求事項の収集やWBS(Work Breakdown Structure)の作成、製品(成果物)の検証などが主な役割となります。
プロジェクトにおいて、スコープ(範囲)が曖昧だと、後々追加で作業が発生したり、やり直しになったりしてしまうことがあります。
そうなると納期に間に合わなくなる、予算がオーバーするという事態が起こりえます。
WBS(Work Breakdown Structure)とは作業分解構図と呼ばれるもので、プロジェクトに必要な作業を洗い出し、系統立てて階層別に細分化したものです。
WBSを作成することで、作業の内容や所要時間などが具体的にわかるようになります。
スケジュール・マネジメント
スケジュールマネジメントとは、QCD(品質、コスト、納期)のなかの納期に関する分野の管理です。
定められた納期を守るためには、適切なスケジュール管理が欠かせません。
WBS(Work Breakdown Structure)を参照し、作業一つ一つにかかる時間を割り出し、スケジュールを決定します。
最終的な納期は決定していることがほとんどであるため、決められた期間のなかで最大限に生産性を向上させるために管理をおこないます。
もし遅れが発生してもすぐ気付けるように、常に進捗状況に目を光らせ、作業計画とのズレなどのトラブルが起きたら迅速に対応しなければいけません。
コスト・マネジメント
コスト・マネジメントでは、QCD(品質、コスト、納期)のなかのコスト(予算)を管理します。
プロジェクトの予算を守るために必要なコストを見積もり、資金調達、財源確保などをおこないます。
具体的には、EVM(アーンド・バリュー・マネジメント)でコストとスケジュールからプロジェクトの進捗管理を行う手法などが用いられます。
出来高や実績値などを使って定量的に評価するEVMは、実行フェーズのプロジェクト管理に欠かせません。
計画から逸脱しないよう、現実的なコスト管理をおこないましょう。
品質マネジメント
品質マネジメントは、QCD(品質、コスト、納期)のなかの品質に関してマネジメントする分野で、クライアントからの信頼につながる大切な分野といえます。
品質管理において最も大切なことは、製品(成果物)の品質基準を明確にすることです。
指針がなければ、どれくらいの品質を保てばよいのかわかりません。
そして定められたルールが守られ、適切な手順で業務が進行しているのか監視します。
クライアントが要求する品質基準を理解し、製品(成果物)が要求を満たしているかどうかのチェックやテストが不可欠です。
資源マネジメント
スコープマネジメントで作成されたWBS(Work Breakdown Structure)をもとに、プロジェクトを成功させるために必要な人的資源・物的資源を見積もります。
プロジェクトの内容によって必要となる資源は異なるため、適切な準備が欠かせません。
特に必要な人員については、プロジェクトが始まる前に、必要なスキルを持った人材を確保しておく必要があります。
人材の育成やチームの結成・メンバー選定なども進めておきましょう。
また、必要となる物的資源の管理もおこないます。
使用率などを割り出し、無駄がないか、最大限の活用ができているかなどをチェックします。
コミュニケーションマネジメント
コミュニケーションマネジメントでは、クライアントからプロジェクトメンバー、ユーザーまで幅広いステークホルダー(利害関係者)と円滑なコミュニケーションをとるためにマネジメントを行う分野です。
プロジェクトの成功には、適切なコミュニケーションが欠かせません。
会議体や情報の伝達方法の計画や、必要な情報の収集・保管、報告文書の配布などをおこないます。
リスクマネジメント
リスクマネジメントとは、プロジェクトを遂行するにあたって起こりうるリスクを予測して洗い出し、原因を分析し、対応策を明らかにする分野です。
プロジェクトの成功には、想定外をなくすためのリスク管理は必須です。
プロジェクトに影響を及ぼす可能性のあるリスクはすべて特定し、識別します。未知のリスクにも対応できるよう、発生率なども割り出し、細かく管理します。
リスクは「危険性」だけを指すわけではなく、計画に影響を及ぼす可能性のあるすべての不確実な事柄を指します。
チャンスになりうることもすべて特定し、管理します。
対策を実施する際の優先順位なども決定しておきましょう。
調達マネジメント
プロジェクトに必要な資材や人員、サービスなどを外部から調達するための分野です。
必要に応じて、購入、取得、委託などをおこない、それらの契約についての管理をおこないます。
資源マネジメントと連携して進めていきましょう。
ステークホルダーマネジメント
コミュニケーションマネジメントから独立した分野です。
プロジェクトを成功させるためには、ステークホルダー(利害関係者)の管理は欠かせません。
プロジェクトが大きくなるほど、ステークホルダー(利害関係者)の規模も大きくなります。すべてのステークホルダー(利害関係者)と良好な関係を築いて協力を得ながら、適切に管理することが重要です。
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PMBOK第6版までの「5つのプロセス」

PMBOKでは、プロジェクトの立ち上げから終結まで、以下の5つのプロセス群に分けて定義しています。
プロセス群とは、プロジェクトにおける「工程」「ステージ」といったイメージです。
立ち上げ
プロジェクトの立ち上げにあたって、まずはプロジェクト憲章を作成します。
プロジェクト憲章は、プロジェクトを成功に導くためのゴール・目的を明確化し、責任や権限、予算やスケジュールの概要などを文書としてまとめたものです。
主にステークホルダー(利害関係者)から、プロジェクトの認可・承認を得るために使われます。
そして、ステークホルダーマネジメントの分野では、誰がプロジェクトに関わることになるのかの特定をおこないます。
計画
計画は、すべての知識エリアにおいて必要となるプロセスです。
スコープを洗い出し、実行すべきタスクや要員を明確化し、どのように管理するのか計画を立案します。
特に、スコープマネジメントの分野で取り組むWBSの作成は、プロジェクトの進行に大きな影響を及ぼすものです。
時間をかけてしっかりと作業を洗い出しましょう。
実行
立案した計画に基づいて実行していくプロセスです。
計画書を確認し、計画通りに進めていけるように調整しましょう。
確実に実行するためには、事前の計画周知や、実行可能かの検証、部門ごとのすり合わせが必要です。
監視・コントロール
監視・コントロールのプロセスは、実行プロセスと密接に関わってくる段階で、ここではプロジェクトが計画通りに進んでいるのか監視します。
計画と実態は乖離が起こりやすいため、早い段階でコントロールし、軌道修正をおこないます。
終結
計画がすべて完了しているかを確認・検証し、プロジェクトを終結します。
そして、プロジェクトの実行で得られた情報や実績を保管し、次のプロジェクトに活かせるよう準備しておきます。
PMBOK第7版の特徴
2021年にリリースされたPMBOKガイド第7版は、第6版の「10の知識エリア」と「5つのプロセス」の枠組みがなくなり、新たに「12の原理・原則」と「8つのパフォーマンス領域」に変更されました。
プロセスを重視する従来型の手法ではなく、原理・原則ベースでまとめられている点が第7版の特徴です。
時代の移り変わりとともに、プロジェクトマネジメントの目的はQCDの達成から「価値の提供」へと変化しました。
これにともない、アプローチがウォーターフォール開発からアジャイル開発へ転換したことで、求められるスキルも再定義されています。
PMBOK第7版の「12の原理・原則」
PMBOK第7版では、これまでの「プロセス(手順)」中心の考え方から、プロジェクトの価値を高め成功に導くための「原理・原則」をベースとする考え方へ根本的に見直されました。
「12の原理原則」は、以下のとおりです。
- スチュワードシップ
- 協働チーム
- ステークホルダー(利害関係者)
- 価値
- システムの相互作用
- リーダーシップ
- テーラリング
- 品質
- 複雑さ
- リスク対応
- 適応性と回復力
- 変革
このように、第6版までの「アウトプット(成果物)を出すための工程管理」を重視するスタイルから、プロジェクトの本質的な「方針」や「行動指針」を定義するものへと変わりました。
PMBOK第7版の「8つのパフォーマンス領域」
PMBOK第6版の「10の知識エリア」は、第7版では「8つのパフォーマンス領域」へと再編されました。
これは、先に挙げた「12の原理・原則」を具体的な行動に移し、プロジェクトの価値を高めるために不可欠な活動領域(パフォーマンスドメイン)を定めたものです。
「8つのパフォーマンス領域」は、以下のとおりです。
- ステークホルダー(利害関係者)
- チーム
- 開発アプローチとライフサイクル
- 計画
- プロジェクト作業
- デリバリー
- 測定
- 不確かさ
8つの活動領域が相互に影響し合うことで、プロジェクトは単なる成果物の完成にとどまらず、目的とする「価値の提供」を実現できるようになります。
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PMBOK第8版の変更点
2025年11月にリリースされたPMBOKガイド第8版は、第7版で打ち出された「価値の提供」という概念をさらに深掘りし、実務での活用をより重視した構成へと変わりました。
最大の特徴は、第6版までの詳細な知識体系と、第7版で登場した原理・原則ベースの考え方を統合した点です。
現代の複雑なビジネス環境に対応できるように、内容はより本質的で実践的なものになっています。
大きな変更点のなかでも、特に注目すべきポイントを以下にまとめました。
- 「原理・原則」を12個から6個へ集約
- 「パフォーマンス領域」を8個から7個へ再定義
- プロセスグループとITTO(インプット・ツールと技法・アウトプット)の再録
- AIの活用・調達に関する記述の追加
このように、第8版は過去の「プロセス重視」の利便性を再評価しつつ、最新のテクノロジーや「価値重視型」の考え方を定着させることを目指しています。
知識体系を実務で機能させ、成果を最大化するかに焦点が当てられており、AI時代のプロジェクトマネジメントにおける新たな世界基準を示しています。
実務でPMBOKを実践する際の注意点

PMBOKはプロジェクト管理において非常に有効な概念ですが、万能というわけではありません。
ガイドブック通りに進めるだけではなく、柔軟な対応が必要になります。
PMBOKの活用で注意したい点をまとめましたので、参考にしてください。
実務に適した形に落とし込む必要がある
PMBOKを有効に活用するためには、記載された内容を自社の環境やプロジェクトの特性に合わせて、実践可能な形へと落とし込むプロセスが必要です。
そもそもPMBOKは、プロジェクトマネジメントのノウハウを体系化した「ガイドブック」であり、そのまま現場に通用するマニュアルではありません。
また、抽象的な知識によりクリエイティビティーが発揮しにくいため、プロジェクトマネージャー自身が能動的にテーラリング(仕立て直し)することが重要です。
現場の状況に合わせて手法を取捨選択し、最適化を図ることで、PMBOKの知識体系を実務に役立てることが可能になります。
プロジェクトごとに臨機応変な対応が求められる
PMBOKではプロジェクト管理のノウハウが標準化されることで、臨機応変な対応が難しくなることがあります。
実際には、プロジェクトによって内容も規模も違うため、すべてがPMBOKの記述に当てはまるとは限りません。
また、プロジェクトは計画通りに進まなかったり、当初の計画とは違う方向に逸れてしまったりすることがあります。
イレギュラーな場面ではPM(プロジェクトマネージャー)がリーダーシップを発揮し、自分で判断しなければいけない場面も多く出てくるでしょう。
そのときに、かならずしもPMBOKで定められた通りのプロセスを踏むことが正解とは限りません。
プロジェクトを成功させるためには、臨機応変な対応が求められるということを頭に入れておきましょう。
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PMBOKをより効率的に活用する方法
PMBOKが定義する知識エリアやプロセスは非常に有効ですが、それらを厳格に運用・管理するには多大な工数やコスト、人的資源を要します。
特にプロジェクトの規模が大きくなるほどステークホルダー(利害関係者)が増え、情報の複雑化や認識の齟齬が生じやすくなります。
こうした状況下で、限られた資源を最大限に活用し、効率的にマネジメントを進めるには「プロジェクト管理ツール」の導入が有効です。
プロジェクト管理ツール上で進捗や課題を可視化し、一元管理することで、PMBOKの理論を実務に即した形でスムーズに機能させることが可能になります。
プロジェクト管理にはJootoがおすすめ!

プロジェクト管理には「Jooto」がおすすめです。
Jootoはシンプルで使いやすいカンバン方式のタスク・プロジェクト管理ツールです。
基本操作はドラッグ&ドロップだけと、直感的に使えるシンプルなデザインが魅力です。
誰でもすぐに使えるようになるため、多くの人が関わるプロジェクトの管理に向いています。
進捗管理に欠かせないガントチャートが、タスクを入力するだけで自動的に作成され、最新の進捗状況が可視化されるので、リアルタイムでプロジェクトを監視・コントロールするのに役立ちます。
また、タスクごとにチャットができファイルの添付も可能なため、コミュニケーションツールとして使うこともできます。
大企業向け「タスクDXプラン」がおすすめな理由!

大企業でおこなわれる大規模プロジェクトは関わる人数も多く、管理しなくてはいけないステークホルダー(利害関係者)の数も必然的に多くなります。
Jootoの「タスクDXプラン」なら、利用人数に応じて料金が変わるのではなく、ライセンスは無制限かつ定額で利用できます。
これによって、大規模なプロジェクトでも、すべてのステークホルダー(利害関係者)をカバーすることが可能になります。
法人向けに提供をしているビジネスプランの全機能が提供されるとともに、セキュリティ面においてもビジネスプランの強固なセキュリティがそのまま適用されるので、プロジェクトの内容が外部に漏れるといった心配もありません。
プロジェクトの成功にはプロジェクトの目的・ゴールを明確にし、すべてのステークホルダーが同じ方向を向くことが不可欠です。
Jootoでプロジェクトの計画書や資料などの情報を集約し、一元管理することで、すべてのメンバーが欲しい情報をすぐに手に入れることができ、齟齬が生まれにくくなります。
プロジェクトの管理にはぜひ、Jootoをご検討ください。
よくある質問
PMBOKに関する疑問を取り上げ、それぞれの質問に対して詳しく回答します。
PMBOK(Project Management Body of Knowledge)とは、プロジェクトマネジメントに関する手法やノウハウを体系的にまとめたガイドブックです。
1987年にPMI(Project Management Institute)がPMBOKの前身となるガイドブックを発表し、1996年に「PMBOKガイド」の初版となる書籍が正式にリリースされました。
2026年1月時点の最新版は「第8版」で、今後日本語版もリリースされる予定です。
PMBOKの目的は、プロジェクトの「QCD(成果物)の目標達成」や「価値の提供」です。
第6版まではプロジェクトのQCD達成に重きを置いた構成となっていましたが、第7版から成果物がもたらす価値を重視した内容に変更されました。
PMBOKの活用によるメリットは、効率的にQCDやプロジェクトを管理できることです。
PMBOKを活用したプロジェクトマネジメントにより、プロセスが明確化され、プロジェクトの成功につながります。
PMBOK第6版と第7版の大きな変更は、「プロセス重視」から「原理・原則重視」へ転換した点です。
第6版では「10の知識エリア」と「5つのプロセス」により、効率的にQCD(成果物)を生み出すことにフォーカスされており、アプローチ方法もウォーターフォール型が中心でした。
一方、第7版ではプロセスよりもプロジェクトの価値を重視し、組織の目標達成に向けてアジャイル型やハイブリッド型など、状況に応じた多彩なアプローチを内包するものになっています。
PMP(Project Management Professional)とは、PMIが認定しているプロジェクトマネジメントの国際資格です。
試験内容はPMBOKガイドをもとに作られており、PMP取得により国際基準でプロジェクトマネジメントに関する一定水準の知識・技術を持つことの証明になります。
プロジェクトマネジメントを体系的にスキル習得できるだけでなく、キャリアアップの基盤として取り組む際にも有効です。
PMBOKガイド第8版の内容がPMP試験に反映される時期は、2026年1月時点では未定です。
PMP試験はPMBOKガイドをもとに作成されるため、改訂にともない試験内容の大幅な変更が予想されます。
2025年11月に第8版の英語版がリリースされましたが、2026年1月時点では日本語版の販売時期も発表されていません。
受験を検討中の方は、PMIからの公式発表を随時確認し、試験の切り替わり時期に注意が必要です。
PMBOK第6版で定義されている「10の知識エリア」とは、プロジェクトを成功させるために重要な10個の専門分野を指します。
1.プロジェクトの統合マネジメント
2.スコープ・マネジメント
3.スケジュール・マネジメント
4.コスト・マネジメント
5.品質マネジメント
6.資源マネジメント
7.コミュニケーションマネジメント
8.リスクマネジメント
9.調達マネジメント
10.ステークホルダーマネジメント
第6版では、各知識エリアを管理するために必要なプロセスや具体的な手法が体系化されています。
PMBOK第6版では、プロジェクトの各工程を以下の5つのプロセス群に分類して定義しています。
1.立ち上げ
2.計画
3.実行
4.監視・コントロール
5.終結
プロジェクトの開始から終了までを体系立てることで、各プロセスで取り組むべきことが明確化されます。
この枠組みに沿って進めることで、管理の漏れを防ぎ、プロジェクトを安定した品質で完遂させることが可能になります。
PMBOK第7版では、第6版の「5つのプロセス」が見直され、以下の「12の原理・原則」が示されました。
1.スチュワードシップ
2.協働チーム
3.ステークホルダー(利害関係者)
4.価値
5.システムの相互作用
6.リーダーシップ
7.テーラリング
8.品質
9.複雑さ
10.リスク対応
11.適応性と回復力
12.変革
この原理・原則を行動指針とすることで、プロジェクト成功のために、限られたリソースを必要な箇所へ集中させることが可能になります。
第7版では「10の知識エリア」が再編され、原理・原則を具体的な行動に移すための「8つのパフォーマンス領域(パフォーマンスドメイン)」が定義されました。
1.ステークホルダー(利害関係者)
2.チーム
3.開発アプローチとライフサイクル
4.計画
5.プロジェクト作業
6.デリバリー
7.測定
8.不確かさ
それぞれの活動領域が相互に影響し合うことで、プロジェクトは単なる成果物の完成にとどまらず、本来の目的である「価値の提供」を実現できるようになります。
PMBOKはあくまで「ガイドブック」であり、そのまま実務に通用するマニュアルではありません。
有効活用するには、プロジェクトの特性に合わせて手法を選択し、最適化する「テーラリング」が重要です。
また、標準化されたプロセスだけでは、予想外の事象への対応が難しくなります。
形式にとらわれすぎず、現場の状況に応じてリーダーシップを発揮し、臨機応変に判断・行動する姿勢が求められます。
管理を円滑にするため、必要に応じてプロジェクト管理ツールも導入しましょう。


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