タスク管理が上手い人にはどのような特徴があるのでしょうか?
タスク管理とは、仕事における作業を適切に管理することを指す言葉です。
日々、多くの業務が舞い込んでくるなか、スムーズに業務を進行するためにはタスク管理が不可欠です。
プロジェクトチームに所属していると、仕事が予定通りに進まず困ったという経験をした人も多いのではないでしょうか?
業務効率化のためにも、近年、働き方改革の影響で増加傾向にある在宅ワーク(テレワーク・リモートワーク)にも、タスク管理は欠かせないものとなっています。
タスク管理が上手い人の特徴や、上手くこなすためのコツ、手法などを紹介します。
タスク管理が苦手という方は、苦手意識を克服するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
タスク管理とは
タスク管理とは、仕事を進める際に必要な作業(タスク)を適切に管理することです。
英語の「task」は、仕事や作業の最小単位という意味で使われています。
プロジェクトはタスクの積み重ねでできています。
タスク管理は、目の前のタスクだけではなく、全体を俯瞰して行うことが重要です。
タスクの優先度や緊急度などを考慮しながらタスクをこなす順番や、担当者などを決めて、進捗などの管理をおこないます。
タスク管理が上手い人は、業務をスムーズに進めることができます。
また、余計な手間が生じないので、業務効率化にもつながります。
プロジェクト管理との違い
タスク管理とプロジェクト管理。
どちらもビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、二つの違いとは何でしょうか。
タスク管理は、仕事やプロジェクトに必要な最小単位の作業(タスク)を管理することで、プロジェクト管理は、目標達成のためにプロジェクト全体のマネジメントを行うことです。
タスク管理は、個人単位のものも含みますが、プロジェクト管理では、リーダーがチーム全体のタスクの管理をおこないます。
プロジェクトは小さなタスクの集合体であり、タスク管理はプロジェクト管理の一部といえるのです。
また、プロジェクト管理ではタスク以外にも、QCDと呼ばれる「品質・コスト・納期」管理が重要になります。
プロジェクト管理では、管理しなければいけない項目が多岐にわたるため、特別なスキルが求められます。
タスク管理が上手い人の特徴

適切なスケジューリングをしたはずなのに、納期ぎりぎりになってしまったり、抜け漏れが生じてしまったりと、タスク管理に失敗した経験から、タスク管理に苦手意識を持ってしまっている人も多いかもしれません。
タスク管理が上手くいくと、どのタスクを優先的に行うべきかがすぐにわかり、業務効率化や生産性が向上するなどのメリットがあります。
どうすればタスク管理が上手くこなせるようになるのか、腕を磨くためにも、タスク管理が上手い人の特徴から紐解いていきましょう。
タスク管理が上手い人の特徴は下記のとおりです。
- タスクを可視化している
- タスクにかかる時間を把握している
- スケジュールに余裕を持たせている
- 関係者と頻繁にコミュニケーションを取っている
- 計画的に行動している
- フレキシブルに対応している
- チームワークを重視している
- 完了したタスクは削除している
詳しく解説します。
優先度を理解している
タスク管理が上手い人は、自分の仕事に対して優先順位をつけています。
多数存在するタスクのなかでも、それぞれ優先度は異なり、プロジェクトを成功させるためには優先度の高いタスクから実行することが求められます。
優先度を確認せずタスクを進めてしまうと、重要なタスクが残って遅延が発生するリスクがあります。
タスクに取りかかる前に、どのタスクを優先すべきか、後回しにしても問題ないタスクはどれかを把握しておくことが大切です。
タスクを可視化している
タスク管理が上手い人は、手順などの洗い出しをおこない、タスクをリストアップするなど可視化しています。
ToDoリストやカンバンボードなどを使ってタスクを書き出すことで、その日にするべきことを確認・整理してから作業に取りかかれるようになり、頭の中が整理され、優先順位もつけやすくなります。
タスクが漠然としている状態では、時間の見積もりなどもしにくく、期日通りのタスク達成が不確実なものとなり、遅延のリスクがあります。
ToDoリストに記載する際は、そのタスクでするべきことをしっかり洗い出し、細分化して記載するようにしましょう。
タスクの漏れを防げるだけでなく、担当者への連絡や必要な資料の確保など、細かくリストアップすることで、効率良く業務をこなすことができ、生産性を高めることができます。
タスクにかかる時間を把握している
タスクにかかる時間を把握しているのも、タスク管理が上手い人の特徴の一つです。
スケジュールを立てるときは、まず工数を把握し、どれくらいの時間でタスクを消化することができるのか見積もったうえでスケジュールを立て、締め切りに間に合うように取り組むことが大切です。
今まで自身がおこなってきたタスクの所要時間を書き出すなどしておき、タスクにかかる時間を明確にしておきましょう。
また、タスクに取りかかり始めてからも、進捗が遅れていないか定期的に確認し、見積もった所要時間が妥当であるかも記録することで、次回のプロジェクトに活かせます。
初めて行うタスクの場合は、以前の担当者に話を聞いたり、目標時間を設定したりするのも方法の一つです。
スケジュールに余裕を持たせている
適切なタスク管理を行うためには、スケジュール管理も欠かせません。
すべてのタスクが予定通りに進むとは限らないため、スケジュールに余裕をもたせていることも、タスク管理が上手い人の特徴です。
プロジェクトを少しでも早く終わらせるためにタスクを詰め込み過ぎると、トラブルが発生したときに対応できません。
また、プロジェクトは予定通りに進むことはほとんどなく、重要性・緊急性の高いタスクが途中で追加されることもあります。
これらのことに対応するためにも、スケジューリングを行う際は、必ず余裕を持たせるようにしましょう。
スケジュールに余裕を持たせることで、トラブルなどの不測の事態が生じた際には、タスクの見直しをおこなったり、優先順位の低いタスクを後回しにしたりすることで慌てることなく対応できるでしょう。
また、工数を詰め込みすぎないことも大切です。
スケジューリングの際に、納期までに間に合わないかもしれないと感じたら、上司に相談し、ほかの人にタスクを割り振るなどの対応をおこないましょう。
関係者と頻繁にコミュニケーションを取っている
基本的にプロジェクトは多くの人が関わるため、自分だけで完結することができないタスクがあります。
ビジネスチャットツールや社内SNSなどを用いて、上司や同僚とスムーズにコミュニケーションを取りながら進行していきましょう。
会話のように素早いやり取りができ、チーム内でファイルなどの共有もできるので、ビジネスチャットツールはおすすめです。
また、スケジューリングの際には、関係者への確認にかかる時間も想定しておくことが大切です。
例えば「決裁」などはさまざまな関係者の許可が必要となり、保留が発生する可能性があるため、その保留時間も想定してスケジュールを組みましょう。
計画的に行動している
タスク管理が上手い人は、タスクの進め方やスケジュールの順守など、計画的に行動していることが特徴です。
一方、タスク管理が苦手な人はタスクをリストアップし、スケジュールを作成するだけで満足してしまいます。
タスクの優先順位を無視して無計画に進めたり、着手までに時間がかかったりしないよう、計画的な行動を心がける必要があります。
フレキシブルに対応している
柔軟な対応でタスク管理することも、タスク管理が上手い人の特徴の一つです。
一度タスクに優先順位をつけたとしても、途中で緊急性の高いタスクが入る可能性は少なくありません。
最初に立てた計画に固執せず、進捗状況に応じて優先順位を見直し、リカバリーするための対策を検討します。
タスクを後回しにしたりリスケジュールしたりと、状況に合わせて対応する柔軟性が不可欠です。
チームワークを重視している
タスク管理は個人だけに留まらず、チーム全体の業務や工程を把握したうえで実行することが成功へと導くポイントです。
メンバー全員の進行状況を可視化していれば、状況に応じて業務の再分配や人員配置の変更などが可能となり、より効率的にプロジェクトを進められるようになります。
完了したタスクは削除している
完了したタスクをいつまでも、スケジュールなどに残しておくと、重複などのミスを招く恐れがあります。
タスク管理が上手い人は、タスクを整理することも上手です。
完了したタスクをそのままにするなど、整理をおこなわずにいると、優先度の高いタスクが埋もれやすくなるため、遅延やミスにつながるリスクが高まります。
タスクを整理することは、タスク管理の基本ともいえるものです。
手間に感じるかもしれませんが、常にタスクは整理された状態にしておきましょう。
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タスク管理が上手くなるコツとは?

タスク管理が上手い人の特徴がわかりましたが、ではどのようにすればタスク管理が上手くなれるのでしょうか。
タスク管理が苦手な人でも、苦手意識を克服して、上手くこなせるようになるコツは以下のとおりです。
- タスクを具体化・細分化する
- 優先順位づけする
- 所要時間を見積もる
- 無理のないスケジュールを作成する
- 集中できる環境を整える
詳しく説明しますので、参考にしてみてください。
タスクを具体化・細分化する
タスクを設定する際、おおまかな内容では、作業時間の見積もりも曖昧になりがちです。
具体的な内容を細かく想定することで、スケジューリングがしやすくなります。
その際、そのタスクに必要な情報を記載したり、必要な資料を添付しておくと、円滑に作業を遂行することができます。
また、具体化する際は、抽象的で曖昧な細分化は避けるなど、タスクの粒度にも注目しましょう。
例えば、「会議の準備」などの大雑把なタスクではなく、「会場の確保」「資料作成」「メンバーへ日程の連絡」と細かく設定し、具体的に書き込むことで、やるべきことが明確になります。
なかには省けると感じるタスクが見つかるかもしれません。
無駄だと感じるタスクや、ほかの人がしたほうが効率がよいと感じるタスクが見つかったら、上司や同僚と相談し、社内で調整するようにしましょう。
優先順位づけする
目の前のタスクから取り組むのではなく、優先順位を決めることでどこから着手すればよいかが明確になり、効率的に進められるようになります。
優先順位の評価軸として一般的に用いられるのが「重要度」と「緊急度」です。
重要度・緊急度の高いタスクを判断するためには、「重要度と緊急度のマトリクス」を理解しておくとよいでしょう。
「重要度と緊急度のマトリクス」とは、タスクの優先順位を付けるためのフレームワークです。
重要度と緊急度によってタスクを4領域に分類し、それぞれの領域のタスクに対するアプローチ方法を決めていきます。
所要時間を見積もる
効率的かつ効果的なタスク管理を実現するためには、各タスクの所要時間を見積もることが重要です。
タスクにかかる作業時間を把握していない場合は予定より時間がかかり、残りのタスク実行にも影響を与えて遅延が発生する可能性が高まります。
そのため、具体的な所要時間をスケジュールに反映し、タスク管理することが目標達成につながります。
万が一、進捗状況に遅れが生じた場合は、タスク優先度の見直しやリスケジュールといったスケジュール管理の見直しが必要です。
無理のないスケジュールを作成する
プロジェクトが開始したら、業務に着手する前にタスクをスケジュールに組み込み、仕事量が現実的であるかを確認しておきましょう。
タスクの作業時間の把握ができていれば、タスク完了までの時間を計算し見極めることができるはずです。
単発的なスケジュールではなく、プロジェクト全体で考えたスケジューリングを行うことで、遅延を防ぐことができます。
前述したとおり、不測の事態に備えて、余裕を持ったスケジューリングを心がけてください。
余裕があれば、何かトラブルが生じたときにもすぐにリカバリーすることができます。
集中できる環境を整える
タスクを可視化して優先順位を付け、想定される所要時間から無理のないスケジュールを作成したとしても、着手までに時間がかかったり、作業に集中できなかったりすると遅延が発生します。
効率的にタスクを進め、スケジュールを遂行するためには、集中できる環境を整えることもポイントです。
デスクや作業場に気が散るものを置かない、集中する時間はメールの通知を切るなど工夫しましょう。
集中力を高める方法として、25分の作業時間と5分の休憩を繰り返す「ポモドーロ・テクニック」もおすすめです。
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タスク管理の上達を目指すときの改善策
タスク管理に苦手意識のある人は、上手いタスク管理を実践するには特別なスキルが必要だと勘違いしがちです。
実は、タスク管理が上手い人は効率的に実践する際の注意点を理解し、失敗しないための対策を取っています。
ここでは、タスク管理の上達を目指す人が知っておきたい改善策を解説します。
マルチタスクは避ける
マルチタスク(同時進行で複数のタスクを処理すること)は効率がよいように見える反面、集中力が削られてしまい、非効率になってしまう恐れがあります。
人間の能力には限界があります。
もちろん、マルチタスクも難なくこなすことができる人もいますが、一般的に進行中の複数のタスクを切り替えながらの作業では、ミスや遅延を引き起こす可能性もあり、結局時間を無駄にしてしまうという事態に陥りがちです。
効率良くタスクをこなすためには、現状を正確に把握し、優先度の高いタスクから、できるだけ一つずつ取り組んで、完了したら次のタスクに移れるよう、適切なスケジュールを組むことをおすすめします。
業務を抱え込みすぎない
業務を引き受けすぎないことも大切です。
自身の許容範囲を超えるタスクを抱えることになってしまうと、上手くタスク管理ができなくなり、結果として納期の遅れや、タスクの漏れなどを引き起こしてしまいます。
定期的にタスクを洗い出す意識を持ち、「仕事を抱えすぎていないか」「タスクの量は適切か」を確認しておくとよいでしょう。
もし仕事量が多いと感じたら、早い段階で上司に相談し、人にタスクを割り振る、無駄なタスクは省く、など工夫しましょう。
個人ではなかなか気が付きにくいことも多いので、PM(プロジェクトマネージャー)などの管理職の立場の人は、チーム全体を見渡して、タスクの調整などのマネジメントを行うことも重要です。
タスク管理が上手い人が取り入れている手法

では、タスク管理が上手い人がよく取り入れているアイテムや手法を紹介します。
ツールなどを使ったデジタルなものから、ノートなどのアナログな方法までさまざまです。
代表的なアイテム・手法は以下のとおりです。
- ホワイトボード
- ノート(バレットジャーナル)
- カレンダー
- Excel(エクセル)・Googleスプレッドシート
- タスク管理ツール・アプリ
詳しく解説します。
自分に合った方法を取り入れてみてください。
ホワイトボード
アナログな方法ではありますが、個人やチームで抱えるタスクやその進捗などの状況を、部署内のホワイトボードにまとめておき、誰でもすぐに把握できるようにしておくという手法もタスク管理には有効です。
PM(プロジェクトマネージャー)としても、チームメンバーのタスクやスケジュールが一目でわかり、全体を俯瞰的に見ることができるため、効果的にマネジメントをおこなえます。
ホワイトボードを備える企業も多く、新たにコストをかけずに、気軽に始めることができます。
また、デジタルに慣れていない人でもすぐに取り組むことができるというメリットがあります。
ノート(バレットジャーナル)・付箋
個人向けタスクの洗い出しや、完了チェックに役に立つのがノートの活用です。
急な指示があったときにいったんメモ用紙などに書き込んだものも、その後、ノートに書き出すことで、タスク化しておくとよいでしょう。
アメリカ生まれのノートを使った、自分の行動や思考を管理する手法「バレットジャーナル(Bullet Journal)」も効果的です。
バレットジャーナルは、タスク管理術としても有効で、タスクの前に英語でバレットの意味である中点「・」を書いて、頭の中にあるタスクを箇条書きで洗い出します。
さまざまなフォーマットがありますが、自分自身で使いやすいようにカスタマイズして作成できるので、さまざまな業種に対応可能です。
ノートの代わりに付箋に書き出す方法もあります。
その日に取りかかるタスクを付箋に書き出し、自身のデスクやパソコンなどに貼ることでToDoリストのように使うことができます。
消化したタスクから剝がしていけばよいので、タスクの整理がしやすくなります。
誰にでもすぐに始められるタスク管理方法ですが、セキュリティ面では不安があります。他人に見られてしまう可能性があり、顧客情報などの機密情報をノートや付箋に書き込むことは控えましょう。
また情報共有が難しい点もデメリットの一つです。
日報などを使って、チーム内で共有する方法もありますが、リアルタイムでの情報は得られません。
並行してデジタルツールを活用するなどの工夫が必要になります。
カレンダー
タスクをスケジュールに紐づけるには、やはりカレンダーが便利です。
卓上カレンダーやスケジュール帳にタスクの締め切りなどを書き込むことで、業務の流れや緊急度を可視化できます。
また、カレンダーアプリを使用するのも便利です。
パソコンやスマートフォンからすぐに確認でき、変更や追加があった時はすぐに書き込めるので、書き漏れ防止になります。複数のメンバーで共有できるため、コミュニケーションもスムーズになります。
リマインダーを設定できるアプリもあるので、上手く活用しましょう。
Excel(エクセル)・Googleスプレッドシート

タスク管理にExcel(エクセル)やGoogleスプレッドシートを活用する方法もおすすめです。
Excel(エクセル)は使い慣れている社員が多く、研修などをおこなわなくても使えるため、すぐにタスク管理を始めることができます。
Googleスプレッドシートも、Excelと同じように使うことができます。
ガントチャートなどの工程表を作成することで、タスクの進捗管理をすることができます。
共有ファイルやGoogle Driveなどのオンラインストレージに保存することで、チーム全体で共有・管理することが可能です。
Googleにはスプレッドシート以外にも、Google ToDoや、メモアプリであるGoogle Keepなどといったタスク管理に役立つツールがあるので、チェックしてみてください。
タスク管理ツール・アプリ
タスク管理ツール・アプリを導入すると、自分のタスクだけではなく、チーム全体のタスクや進捗状況などを確認できるためおすすめです。
タスク管理が苦手な人でも、リストアプリやカンバンボードといったツール・アプリを使用することで、タスクが可視化され、上手く管理ができるようになります。
また、在宅ワーク(リモートワーク)など、離れた場所で仕事を行う際にも、メンバーの動きが明確になり、情報共有も容易になるため、非常に有効な手法です。
タスク管理ツールには、オンプレミス型と、クラウド型があります。
オンプレミスとは、サーバーやソフトウェアなどの情報システムを、ユーザー担当者が管理できる施設の構内に設置して運用することです。
自社の管理下におけることから、安全性が高いのが特徴ですが、初期投資や維持費がかかることと、専門的な知識を持った従業員の確保が必要になります。
一方、クラウド型は、クラウド上にデータを保存します。
特に準備をしなくても、すぐにでも始められるのがメリットです。
無料で始められるプランがあるツールもあるので、はじめから有料プランにするには不安があるという場合は、トライアルとして無料のプランから始めてみるとよいでしょう。
ガントチャートなどのスケジュール管理・プロジェクト管理機能や、チャットなどのコミュニケーション機能も搭載されたツール・アプリを使用することで、業務効率が格段に上がり、生産性の向上も見込めます。
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Jootoならすぐにタスク管理が上手い人になれる

タスク管理が苦手な人でも、Jootoを使えば、すぐに「タスク管理が上手い人」になることができます!
さまざまなタスク管理ツールがリリースされていますが、特に使いやすく汎用性が高いのはJootoでしょう。
Jootoを活用することで、タスク管理・プロジェクト管理をスムーズにおこない、効率化をおこなうことも可能です。
Jootoに搭載されている機能の概要と魅力をご紹介します。
シンプルなカンバン方式

Jootoはシンプルで使いやすいカンバン方式のタスク・プロジェクト管理ツールです。
基本操作はドラッグ&ドロップだけと、直感的・視覚的に使えるシンプルなデザインが魅力です。
誰でもすぐに使いこなすことができるため、研修などをおこなう必要がありません。
プロジェクトボードにある任意のリストにタスクカードを登録し、そのタスクの進捗状況やステータスに合わせて、付箋を貼るようにタスクを移動させてタスク管理をおこないます。
タスクには、優先度や、保留中、指示待ちなどといったラベルを貼ることができるため、そのタスクの状況を一目で把握することが可能です。
リストやラベルは色分けできるので、視覚的にタスクのステータスを把握することもできます。
マルチデバイス対応
Jootoはマルチデバイス対応で、PCだけではなく、スマホやタブレットでも使うことができます。
iPhone (iOS)用、Android用の専用アプリがあるので、App storeやGoogle Playからダウンロードして使ってください。
専用アプリを活用することで、外出先でもタスクの確認や変更をおこなうことができます。
ガントチャートが自動的に作成される

タスクカードに期間を入力していくだけで、自動的にガントチャートが作成されます。
カンバン方式だけではわかりづらいタスクの開始日や期限などを視覚的に確認することができ、プロジェクト全体を俯瞰することができます。
タスクカードを進捗状況などにあわせたリストへ移動させれば、自動的にガントチャートに反映されるので、リアルタイムの情報を見ることができます。
複数のプロジェクトを進行中の場合でも、プロジェクトを横断してガントチャートが作成できる点も魅力の一つです。
コミュニケーションツールとして
タスクごとにコメントを残せるので、チャットのように使用することも可能です。
チーム内のコミュニケーションツールとして、ビジネスチャットツールを活用している企業も多いかと思いますが、ログが流れてしまい、必要な情報を探すためにチャットツールを遡ったり、改めて問い合わせたりといった無駄が生じていませんか?
Jootoなら、該当するタスクについてのみの会話ができるため、必要な情報がすぐに見つかります。
また、タスクには小タスク(サブタスク)を入力することもできます。
そのタスクをこなすために必要な過程を入力できるため、複数人でタスクをこなす場合も、いちいちリーダーが指示をださなくても、ワークフローがすぐにわかるため、コミュニケーションコストのカットが図れるのも魅力です。
データを一元管理
タスクにはファイルを添付することも可能です。
すべての情報をJootoで一元管理することで、だれでもすぐに必要な情報を探すことができます。
プランによっては大容量のファイルを添付することも可能です。
例えば、会議のタスクに議事録などのドキュメントや出席者一覧のファイルを添付することで、必要な人がすぐに会議の内容を知ることができます。
また、他部署でおこなわれた類似のプロジェクトなどがある場合、一から資料を作る必要がないこともあります。
しかし、特に他部署間ではデータの共有などがおこなわれていないことも多く、最初から資料を作り直すという無駄な作業が生じてしまうことが多々あります。
データを一元化することで、そのような無駄な時間がなくなり、業務を効率化させることができます。
Googleカレンダー・Chatwork・Slackと連携
Jootoは外部連携機能も充実しており、Googleカレンダー・Chatwork・Slackと連携して使うことができます。
Jootoにカレンダー機能も欲しい!という方には、Googleカレンダーとの連携が便利です。
Jootoで開始日と締め切り日の設定がされているタスクをGoogleカレンダーに反映させることができます。
さらに有料プランでは、チェックリストアイテムもGoogleカレンダーに反映されますので、よりスケジュール管理がしやすくなります。
Chartworkについては、リマインダー機能で、タスクが追加されたときなどに通知(リマインド)を送付できますので、タスクの抜け漏れの防止に役立ちます。
Slackを使ってタスク管理をおこなうことは可能ですが、Slackだけでは進捗管理やチーム全体を俯瞰したプロジェクト管理はできません。
Jootoとの連携でより効率的にタスク管理をおこなうことができるようになりますのでおすすめです。
Slackを使ったタスク管理の方法
ビジネスチャットツールとして世界中で活用されている「Slack」。
Slackを上手く使うことで、タスク管理をおこなうことも可能になります。
Slackを使ったタスク管理には以下のようなメリットがあります。
- 情報共有がしやすい
- 過去の情報をナレッジとして蓄積できる
すでにコミュニケーションツールとしてSlackを使っているという企業であれば、すぐにタスク管理を始めることができます。
また、やり取りした情報が蓄積されていくので、過去のナレッジやノウハウも共有可能です。
メッセージからタスク管理
Slackで業務連絡などのやり取りをおこなっていると、タスクに関する指示を受けることもあります。
その際、メッセージをブックマークして保存することで、タスク管理をおこなうことができます。
メッセージの右上にある「ブックマーク」をクリックすることで、メニューバーの「後で」から一覧で見ることができるようになります。
登録したタスクは進行中・アーカイブ済み・完了済みに仕分けることができ、進捗を確認することも可能です。
選択したブックマークの内容が右側のスペースに表示され、終わったタスクはチェックマークをクリックすることで、完了済みに移動させることができます。
リマインダー設定やアーカイブ設定もできるので、タスクの重複やヌケモレを防止することができます。
ブックマークのほかにも、メッセージ右側の「…」から「その他」を選び、「チャンネルへピン留めする」を選択することで、画面の一番上にメッセージを固定するのも、タスク管理方法としておすすめです。
早急に片づけなければいけないタスクをピン止めをしておくことで、忘れずにこなすことができるようになります。
ただ、タスクの数が増えてくると、見にくくなってしまう恐れがあるため、注意が必要です。
「canvas」をつかう
canvasという機能をつかうことで、チェックリストを作成できるため、ToDoリストを作成することができます。
canvasは2024年3月に廃止された「ポスト」に代わる機能です。
canvasはチャンネル右上にある「canvas」をクリックして作成します
タスクを共有して共同編集することも可能になり、チーム全体でのタスク管理が可能になります。
タスク管理のチャンネルを作成する
チームでタスクを共有するにはタスク管理用のチャネルを作成するのが有効です。
普段のメッセージのやり取りのなかでタスクを管理しようとしても、ログが流れてしまい、タスクを見失ってしまうことがあります。
タスクについてのみのチャネルを作成し、メンバー間で共有することで、タスクの各担当者とタスクについてのやりとりをおこなうことができます。
しかし、全体的なタスクの進捗状況はSlackだけで把握するのは難しいため、注意が必要です。
Jootoと連携
Slackは工夫次第でタスク管理にも活用できることがわかりました。
Slackはあくまでもビジネスチャットツールであるため、本格的なタスク管理をおこなう場合は、タスク管理ツールとの連携がおすすめです。
2024年2月より、「Slack」とJootoはWebhook機能を用いて連携をする仕様になりました。
Webhookとは、 アプリケーションの更新などの情報を他のアプリケーションへリアルタイム提供する仕組みのことです。
JootoとSlackを連携させることで、Jootoでタスクを更新した際に自動的にSlackに通知が来るようになります。
その他にも、チェックリストが追加された際や、ファイルが添付されたときなどにも通知を受け取ることができ(通知設定にてカスタマイズ可能)、スムーズにタスク管理をおこなうことが可能になります。
次項で、詳しい連携方法について解説します。
JootoとSlackを連携させる方法
JootoとSlackを連携させる方法について解説します。
Jooto内での組織権限が「管理者」の方しか操作ができませんので注意してください。
1.SlackでWebhook URLを取得する
Slack App Directoryページにアクセスして連携したいチャンネルを選択し、「Incoming Webhook インテグレーションの追加」をクリックします。
そうすると、Webhook URLが表示されるので、コピーしましょう。
2.JootoとSlackを連携させる
連携させたいプロジェクト内の「設定」をクリックします。
画面のWebhook設定の「設定」をクリックします。
Webhook設定の「設定」をクリックします。
Webhook連携画面で右にある「Webhookを追加」をクリックすると上図のWebhook設定の画面が出てくるので、Webhooの送信は「有効」送信形式「Slack」を選択します。
そして、名称や先ほどコピーしたURLを入力し、Slackに追加したい項目を選択して追加ボタンを押せば連携は完了です。
設定したプロジェクトのボード画面で、通知設定した操作をおこない、通知が届くか確認してください。
API連携支援サービス
JootoをAPI連携させたいけれど、専門的な知識が必要になり、進めることが難しいと感じている担当者の方も多いかもしれません。
そこで、かねてより提供している伴走型支援のノウハウをもとに、専任担当が業務自動化に必要なコード一式の提供・連携構築、活用のための社内向け教育を実施する「API連携支援サービス」を提供していますので、ぜひご利用ください。
プランは以下の3つです。
- API導入支援 ライト
外部ツール(Jooto連携実績あり)との連携や簡単な自動化の支援
- API導入支援
外部ツール(Jooto連携実績なし)との連携や複雑な自動化の支援
- API運用保守支援
構築済みプログラムのメンテナンスなどのサポート。
タスク管理にはぜひ、Jootoの導入をご検討ください。
プロジェクトを推進するうえで業務の振り返りは欠かせませんが、主観に左右されやすく、本質的な課題や改善点の特定が難しいのが現状です。
Jootoは、こうした状況を解消するため、「AIタスク診断機能」を開発しました。
「AIタスク診断機能」を活用することで、効率的なタスク管理を実現でき、客観的な分析とフィードバックによって、タスク管理の最適化やチームの連携を強化することが可能になり、前向きな仕事の好循環を実現できます。
「AIタスク診断機能」には、「AIタスク要約機能」と「AIタスクフィードバック機能」の2つがあります。
担当者へのアドバイス(フィードバック)の表現は「優しい」から「厳しい」まで、要約の粒度は「簡潔」から「詳細」まで、それぞれ5段階で選択できるため、用途に応じて使い分けることができます。
AIタスク要約機能
Jooto上にあるタスクに関連するコメントや進捗記録をAIが統合的に分析し、業務内容や成果を自動で要約する機能です。
これにより、長期間のやり取りや複雑な案件でも全体像を一目で把握できるようになります。
主な用途
- プロジェクト終了後の振り返りミーティングに
- 引き継ぎ資料作成の効率化に
- 過去の類似タスクの参考に
AIタスクフィードバック機能
タスクの進行状況、期限が守られたか、コミュニケーション量などをAIが多角的に分析し、成功要因や改善点をご提案。
プロジェクト全体や個々のメンバーへのフィードバックを提示し、業務改善やチームの成長を促進します。
主な用途
- マネジメントや評価・育成の支援に
- チーム連携やリソース配分の改善に
- タスクの進捗パターンや期限管理の最適化に
「AIタスク診断機能」を31日間無料でお試しいただけるトライアルを実施中ですので、この機会にぜひ、お試しください。
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大企業にはJootoの「タスクDXプラン」がおすすめ!

Jootoでは以下の4つのプランを提供しています。
- フリープラン
- スタンダードプラン
- ビジネスプラン
- タスクDXプラン
大企業には「タスクDXプラン」がおすすめです。
利用人数に応じて料金が変わるのではなく、ライセンスは無制限、定額で利用できます。
従業員の数の多い大企業や、ステークホルダーの人数の多いマンモスプロジェクトにも対応可能です。
ビジネスプランの全機能が提供され、強固なセキュリティもそのまま適用されます。
サポート体制が充実している点も嬉しいポイントです。
従来はお客様自身で遂行いただいていた、導入時の説明や指導などの業務を、タスクマネジメントのプロであるJootoメンバーが伴走型で支援、代行する「導入支援プログラム」を実施します。
これにより、担当者が煩雑な作業をおこなう必要がなく、スムーズに導入していただくことができます。
担当者の負担を軽減するほかにも、せっかくツールを導入しても現場に定着しないという事態を防ぐことにもつながります。
また、外部サービスとの連携が可能になる「Jooto API」でJootoを、顧客管理システムなどと連携させることで、業務の自動化を実現することが可能です。
API連携によって、Jootoをさまざまなシステムや情報を一元管理できる、プロジェクト管理のプラットフォームとして活用することができます。
機能は制限されますが、フリープランで使用感を試すこともできますので、トライアルしてみてください。
よくある質問
「効果的なタスク管理スキルの向上」につながる重要性の高い質問と回答をまとめました。
タスク管理が上手い人には、次の9つの特徴があります。
・タスクの優先度を理解している
・タスクを可視化している
・タスクにかかる時間を把握している
・スケジュールに余裕を持たせている
・関係者と頻繁にコミュニケーションを取っている
・計画的に行動している
・フレキシブルに対応している
・チームワークを重視している
・完了したタスクは削除している
タスク管理が上手くなるポイントは、次のとおりです。
・タスクを具体化・細分化する
・優先順位づけする
・所要時間を見積もる
・無理のないスケジュールを作成する
・集中できる環境を整える
タスク管理が上手い人は、次のような手法を取り入れています。
・ホワイトボード
・ノート(バレットジャーナル)・付箋
・カレンダー
・Excel(エクセル)・Googleスプレッドシート
・タスク管理ツール・アプリ
紙に手書きでタスクを書き出す手法もよく使われますが、タスク管理ツール・アプリなどデジタルツールを用いると、同じタスクを繰り返すときやより柔軟なスケジューリングがしやすくなります。
「タスク管理の三原則」と呼ばれる原則はありませんが、仕事効率化には次の3つの基本原則が重要です。
・タスクの洗い出しと整理
・優先順位づけ
・期日を決めて実行
1-3-5ルールとは、生産性を向上させるため、1日に大きなタスクを1つ、中くらいのタスクを3つ、小さなタスクを5つこなすことを目標とするタスク管理術です。
重要度や緊急性の異なるタスクをバランスよく、効率的に進められるようになります。
ToDoの3段階とは、タスクの重要度を次の3つに分類し、優先順位を意識してタスク管理するという考え方です。
・必ずやるべきこと(Must)
・やるべきこと(Shoud)
・やりたいこと(Want)
タスク管理でも、処理段階を「発生・決定(Want to do)」「状態管理(Manage to do)」「実行(Natural to do)」の3段階(WMN)でとらえる考え方もあります。
より効率的にタスクをこなすコツとして、以下を意識して取り組んでみましょう。
・タスクの全体像と目標を把握する
・ToDoリストを作成して優先順位を付ける
・時間を区切って一つずつ確実にタスクをこなす
・負担の大きいタスクを優先して終わらせる
・似たタスクに取り組むときはテンプレート化する
「優先順位づけが苦手」「注意散漫で集中力が続かない」「スケジュールを忘れてしまう」といった特徴がある人は、タスク管理で悩んでいる場合があります。
タスクを可視化する習慣を持っておくことで、咄嗟に優先順位が付けられない場合でもタスク管理ツールに落とし込んで、優先度を確認してから取り組めるようになります。
また、タスクを忘れてしまう場合も、タスク管理ツールのリマインド機能を活用し、忘れにくいスケジュール管理の仕組みを構築しておくことが重要です。
タスク管理に苦手意識がある人は、次の改善策を試してみましょう。
・タスクを細かく洗い出す
・タスクに優先順位を付ける
・タスクの整理や調整を行う
・他のメンバーに頼る
・スケジュールに余裕を持たせる
・シングルタスクを心がける
・タスク管理ツールで効率化を図る
Jootoには、直感的に操作しやすいシンプルな画面と以下のような汎用性の高い機能があるため、すぐにでもタスク管理が上手い人になれます。
・カンバン方式のタスク管理画面
・マルチデバイス対応
・ガントチャートの自動作成
・コミュニケーションツールとしての活用
・データの一元管理
・GoogleカレンダーやChatwork、Slackとの連携
遅延の少ないワークフローやチーム内の円滑な情報共有などに役立つ機能が豊富で、タスク管理が上手くなりたい人におすすめのツールです。
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