世界100カ国以上で1200万人以上の日間アクティブユーザー(2020年1o月時点)を誇るチャットツール「Slack(スラック)」。
日本国内でもコミュニケーションツールとして導入する企業が増えています。
今回は、「会社や取引先が導入したからとりあえずアカウントを作成したものの、いまいち使いこなせてないな」と感じている方向けにSlackを活用するために最低限知っておきたい機能をご紹介します。
目次
Slackとは?
Slackは、ビジネス特化型のチャットツールです。
“ワークスペース”と呼ばれる空間に複数のチャンネルを作成し、チャンネルごとにコミュニケーションをとります。
企業単位でワークスペースを構築し、部署やチームごとにチャンネルを作成するのが一般的な用途です。
コードを簡単に共有できたり、多種多様なプラグインを利用できたりするため、エンジニアを中心に利用され、徐々に領域を拡大しています。カスタマイズ幅も広く、自由度の高い仕様も人気の理由なようです。
最初にやっておくべきこと
ワークスペースに招待されたら、まずはプロフィールを編集しましょう。
PCで作業することが一般的だと思います。「表示名」をローマ字表記にしておくと他のユーザが名前をつけてコメントしやすい場合が多いかもしれません。また、「タイムゾーン」が日本に設定されているかも確認しておきましょう。稀に海外時間に設定されているときがあります。
チャットを活用しよう
プロフィール設定ができたら、チャット画面に移動してみましょう。ここでは、チャットの種類、メッセージを送る相手の設定方法、メッセージ以外に送信できるファイルの種類、送信したメッセージのアレンジ方法をご紹介します。
チャットの種類
Slackのチャットは、「チャンネル」と「ダイレクトメッセージ」の2種類に分けられます。
チャット画面の左側に、自分が参加しているチャンネルとダイレクトメッセージをやり取りできるユーザー名が表示されています。
「チャンネル」の場合、非公開設定にされていなければ基本的にはワークスペースに参加している全ユーザーがチャット内容を閲覧できます(非公開設定になっている場合、チャンネル名の横にカギマークがつきます。)
「ダイレクトメッセージ」の場合、基本的には参加しているユーザー同士しかチャット内容を閲覧できません。
メッセージ送信先の設定
では、チャットでメッセージを送ってみましょう。チャットを送信する時は、送信したい相手を設定する必要があります。
チャットの入力欄に「@」と入力すると、チャンネルに参加しているユーザー名が表示されます。
その中からメッセージに気づいてほしい相手を選びます。
「@ユーザー名」付きで送信すれば、対象ユーザーに通知がいきます。
(それ以外のユーザーは、通知設定を変更していなければチャンネル名にマークがつく程度で、基本的には通知されません。)
また、「@」を入力すると、ユーザー名以外に「channel」「everyone」「here」という選択肢が出てきます。これらは以下のような意味になります。
・「@channel」・・・該当チャンネルの参加者全員に通知される
・「@everyone」・・・チャンネルだけでなく、ワークスペースに参加している全員に通知される
・「@here」・・・該当チャンネルの中のオンラインになっている参加者にのみに通知される
送信できるファイルの種類は?
Slackでは、テキストだけでなく様々な種類のファイルを送信できます。
メッセージ送信画面の左にある「+」をクリックし、「自分のコンピュータ」を選択するとローカルに保存されているデータを、Googleドライブと連携している場合はGoogleドライブ上のデータを共有できます。
画像・動画・音声はほとんどの形式に対応しており、データ置き場としても利用できます。
「+」メニューの中から「コードまたはテキストのスニペット」を選択すると、コードを入力できる画面が開きます。
右上の「プレーンテキスト」と書かれている箇所をクリックすると、CSSやRuby、JavaScriptなど様々な言語の選択肢が表示されます。
共有したいコードの種類を選び、枠内にコードを入力して「スニペットを作成する」をクリックすれば、チャンネル内でスムーズにコードを共有できます。
Slackにアップされたファイルを検索する方法
Slack上でやり取りしたファイルが後から必要になった時、メッセージを遡って探すのは面倒ですよね。画面右上にある「・・・」をクリックして、「マイファイル」または「すべてのファイル」をクリックすると、Slack上のファイルを簡単に検索できます。
このように、ファイルタイプと送信元ユーザーを指定できるので、スムーズに探し出せるはずです。
送信済みのメッセージをアレンジする
送信済みのメッセージにポインタを置くと、右側に5つのマークが表示されます。
左から順に「メッセージに絵文字でリアクションする」「メッセージに対して返信する」「他のチャンネルで共有する」「☆マークを付けておく」という機能を持っています。
一番右側の「・・・」のマークをクリックすると、更に選択肢が出てきます。
ここの選択肢から、自分が送信したメッセージを編集したり削除できたりします。(他ユーザーが送信したメッセージの場合は、「編集する」「削除する」の項目以外が表示されます。)
「後でリマインドする」をクリックすると、「20分後」「1時間後」「3時間後」「明日」「三日後」の単位でリマインドを設定できます。
自分だけのチャットにとりあえずタスクを記載し、リマインド設定することで簡易なタスク管理ツールとしても利用できます。
Slackでスムーズにタスク管理したいなら「Jooto」がオススメ
Slackはコミュニケーションに特化しているため、タスク管理機能は、「リマインド」以外はそれほど充実していません。
Slack上でスムーズにタスク管理をしたい場合は、「Jooto」との連携をオススメします。
JootoとSlackを連携すると、Jootoでタスクを更新した際にSlackに自動で通知されます。
JootoとSlackの連携方法はこちら
簡単に設定できるので、よりSlackを活用して仕事を効率化させたい方は是非とも導入してみてください。
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