プロジェクトの規模が大きくなればなるほど、全体像の把握は難しくなります。「誰が・いつまでに・何をするのか」を可視化するためにガントチャートを導入したものの、結局Excelのセルをポチポチ塗りつぶす作業に追われている…ということも少なくないかもしれません。
今年2月、PR TIMESが提供するタスク・プロジェクト管理ツール「Jooto(ジョートー)」から、ガントチャートに特化したツール「Ganto(ガントー)」が誕生しました。
(※現在は2026年9月頃の正式リリースに向けたβ版を公開中。Jootoユーザーは無料で先行利用が可能です)
Jootoにもガントチャート機能がある中で、なぜ今、あえて「特化型」のツールを開発したのか?今回は、Gantoの制作を牽引したJooto事業部 プロダクト担当の平野貴嗣さんに、開発の裏側とGantoに込めた想いを聞きました。
目次
機能アップデートではなく、別プロダクトにした理由
―― Jootoにもすでにガントチャート機能があるにも関わらず、新たに特化型の「Ganto」を作るきっかけは何だったのでしょうか?
平野:Jootoのガントチャート機能をアップデートすることもできたのですが、今Gantoで構築しているようなリッチな機能は、Jootoのユーザー層が求めているものと少し乖離があると考えたことが大きな理由です。
Jootoの特徴は「シンプルでわかりやすいタスク・プロジェクト管理ツール」です。かんばん方式で業務のタスク管理を行っている、もしくはこれから行いたいという方々にとっては、Gantoがもつ、ガントチャートのリッチな依存関係の機能などは、正直そこまで求められていないケースが多いんですよね。
―― なるほど。Jootoの軸はブラさずに、「ガントチャートをがっつり使いたい」というニーズにも応えたかったということですね。
平野:そうなんです。一方で、Jootoのサービスサイトを訪れた方の検索ワードの多くに「ガントチャート」という言葉が含まれていて、実際にJootoを解約されてしまうお客様の中には「Jootoのかんばん方式メインの作りだと少し違った」という声も一定数ありました。
だから、この2つの異なるニーズに応えるため、プロジェクトの計画・管理に特化した「Ganto」を別プロダクトとして独立させる必要があったんです。
マネージャーや管理職の手間を減らしたい
―― 開発にあたって、かなり現場へのヒアリングも重ねたんですよね?
平野:はい。昨年(2025年)の12月くらいから、製造業などの現場で「今、どう工程管理しているんですか?」とヒアリングして回りました。
そこでわかったのは、圧倒的にExcelやスプレッドシートが多いということ。実際に使用されているExcelを見せてもらったりして分析しました。
―― Excelでガントチャートを作るのって、結構大変ですよね。
平野:大変です。進捗をアップデートする時に、Excelだとタスクの依存線がないから「動かした時に後続のタスクはこれとこれだな」って、1個1個手作業で動かして調整しなきゃいけない。
あとExcelのガントチャートは、作って終わりになりがちというのもあります。過去のプロジェクトを振り返って、計画通りに進まなかった要因がなんだったのか、どこで破綻してしまったのか、などを分析して次に活かすというようなことがしづらいんですよね。
ガントチャートを作るのは、プロジェクトの計画を引くマネージャーなどハイレイヤーの人たちが多いです。Gantoでは、そういった方々が作業に割く時間を削減できればと考えています。
―― 使いやすさやUI/UXへのこだわりもそこにあるんですね。
平野:そうですね。GantoもJootoと同じく、機能の詳細な説明テキストは極力省いています。説明する文化を省きたいんですよ。いじっていれば何となくわかる、直感的に「これならできそう」と思える状態を作りたかったんです。
もはや執念?UIUXに対するこだわり

―― Jootoもデザインにこだわりがありますが、Gantoのデザインもかなり試行錯誤があったと聞きました。
平野:実は、リリースの2ヶ月前くらいに、デザインを一度作り直しました。開発チームとも結構揉めましたね(笑)
―― 結構ギリギリのタイミングですね…!どこで揉めたのですか?
平野:ガントチャートってイメージが「硬い」じゃないですか。私はそこを「柔らかくしたい」と伝えたんですが、普段ガントチャートを使い慣れているエンジニアからすると「別に(現状でも)硬くないけどな、 薄い色だし」みたいな反応で。この「硬さが伝わらない」というのに苦労しました。
―― 作り手とユーザーの感覚のズレですね。
平野:はい。別にポップにしたいわけじゃなくて、角に丸みをもたせたり、枠線をなくしたりすることで、Excelっぽさや業務システム特有の冷たさをなくしたかったんです。
パッと見たときに「これならできそうかな」と思える直感的な優しさにこだわって、リリースの直前までデザインをブラッシュアップしました。
「管理」で終わらせず、プロジェクトを「成功」に導くツールへ
―― 現在のGantoにも、計画の精度を上げるための「整合性確認機能」が入っていますよね。個人的にあの機能はユニークだなと思ったのですが、今後さらにどう進化させていきたいですか?
平野:まず大前提として、ガントチャートを作る上で一番してほしいのは「マイルストーン(ゴール)」を置くことなんです。
マイルストーンがないプロジェクトはどうしても期日が曖昧になってしまい、計画通りには成功しないんですよね。そういった思想をもっているので、Gantoにはマイルストーンを設定する機能を追加しようとしています。
―― たしかに、プロジェクトを成功させるには、まずは明確なゴール設定が重要ですね。
平野: ええ。今後は、「そもそもマイルストーンを設定しないとガントチャートを作れない(進められない)」くらいの仕組みにしていきたいなと。
パッと開いたらまずは「マイルストーンを追加しましょう」という画面が出てきて、そこからタスクを作っていく。“正しいプロジェクト管理方法”が、ツールを通して感覚的に身につくようにしていきたいんです。

―― なるほど。その正しい計画作りをベースに、ツールがどうサポートしてくれるようになるんでしょうか?
平野:ただ計画を立てて管理するだけじゃなくて、プロジェクトを「成功」に導くツールにしていきたいんですよね。
今後はそこにAIを入れて、例えば各タスクのスケジュールが、マイルストーンで設定した期日を越えてしまっていないかなど、計画に無理や異常があったら一目で気付けるような「異常検知」の機能を入れていきたいと考えています。
―― プロジェクトが破綻する前に、ツールがアラートを出してくれるようなイメージですね。
平野:まさにそうです。Excelでの管理だと気付きにくい遅れや矛盾をツールが教えてくれて、プロジェクトの成功確率を上げていく。そんなプロダクトに育てていきたいですね。
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