自社の価値や魅力を世の中に発信する広報活動において、メディアからの取材対応は重要な業務の1つです。 しかし、社内調整や問い合わせ対応に追われ、業務が属人化してしまうケースも少なくありません。
Jootoでは、有識者監修テンプレートの第一弾として、元ジェイアール名古屋タカシマヤの広報PR担当として年間500件近くのテレビ取材へと導いた犬飼奈津子氏に監修いただいた「取材対応管理テンプレート」を公開しました。
本記事では、テンプレート公開に合わせて2026年2月10日に開催された勉強会「気合いの広報から仕組みの広報へ」のハイライトをご紹介します。
目次
セミナーハイライト:広報PRが直面する「3つの壁」と解決策
年間500件のテレビ取材、年間2,000件超のメディア掲出を実現してきた犬飼氏。しかし、そこに至るまでには広報特有の「3つの壁」があったと言います。
- 属人化による進捗の不透明化
- 調整不足によるスピードダウン
- 問い合わせ対応に追われる受け身の姿勢
これらの壁を乗り越え、貴重な取材機会を逃さない体制をつくるための具体的なメソッドが語られました。
1. 判断ルートの最短化と「現場に負担をかけない連携」
メディアは常に複数社へ同時にリサーチをかけているため、スピードが重要です。犬飼氏は、多忙な現場(売り場)の負担を最小限に抑えるため、「広報がブランド側と直接連携し、現場には決定事項のみを共有する」フローを構築。現場が本来の業務に集中しながら、スムーズに取材協力できる体制を整えました。
2. メディアの要望を「現場がすぐ動ける形」へ翻訳
メディアからの企画書をそのまま現場に渡すのではなく、広報PR担当者が一度咀嚼し、現場が必要とする情報だけを整理した「社内用の取材依頼書」を作成。 特に以下の必須5項目を具体化することで、現場との無駄な確認の往復を防ぎました。
- 出演:担当者が出演するのか、インタビューのみか、作業風景の撮影か
- 日時:取材日時、放映・掲載日時、所要時間の目安
- 作業:事前準備や撮影内容、メディアが求める画の確認
- 質問:事前に届いている質問事項の整理
- 在庫:放映・掲載日に十分な在庫が確保できるか
3. 実務の知見が詰まった「Jootoテンプレート」で取材フローを見える化
属人化を防ぎ、誰が対応しても一定の質を保てる「再現性のあるプロセス」を作る。そのために設計されたのが、今回公開されたJootoの「取材対応管理テンプレート」です。
- 全体進捗の見える化: 「取材依頼」→「取材依頼書生成」→「取材完了」と、タスクを左から右へ動かすだけで直感的に進捗を把握できます。
- 詳細の見える化: メディア名や取材日時、番組の種別など、押さえるべき項目があらかじめ設定されているため、ヒアリング漏れを防ぎ、精度の高い情報共有が可能になります。
犬飼氏ご自身が「当時の自分にプレゼントしたい」と語るほど、現場のリアルな課題を解決するための工夫が凝縮されたテンプレートです。
詳しいノウハウは「PR TIMES MAGAZINE」のセミナーレポートへ
本記事でご紹介したのは、勉強会で語られた内容のほんの一部です。 Jootoの運営会社である株式会社PR TIMESのオウンドメディア「PR TIMES MAGAZINE」で掲載中のレポート本編では、「メディアに選ばれるための、先回りした取材環境のつくり方」や、「消費税増税というピンチをチャンスに変えた10社同時取材の裏側」など、明日からの広報PR活動にすぐ活かせる実践的なエピソードがたっぷりと紹介されています。
気合いや個人の力量に頼る広報から、「構造で成果を出す広報」へシフトしたい方は、ぜひ以下のリンクからセミナーレポートの全文をご覧ください!
犬飼奈津子氏 プロフィール
株式会社Wo-one 代表取締役 犬飼 奈津子 Inukai Natsuko

名古屋駅の百貨店「ジェイアール名古屋タカシマヤ」で15年広報を担当。『日本一露出する百貨店』を目標に、テレビ取材を年間500件近くへと導く。バレンタイン催事「アムール・デュ・ショコラ」では、多数のメディア露出を通じて30億円の売上に貢献、店舗リピート率や顧客ロイヤリティ向上に寄与。取材対応実績は1万件以上。現在は、企業広報内製化・広報担当者育成を伴走支援する他、KADOKAWA 広報・PR講座講師、中日新聞社ビズトレWEB社内報講座講師、社内報アワード審査員、亀山ブランドアドバイザー、PR TIMES社 プレスリリースエバンジェリスト等を務める。著書「Passion Relations」(KADOKAWA)



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