業務全体を俯瞰し、マネジメント判断のサポートに。
直感的な画面でタスク管理が「億劫」から「楽しい」に
抱えていた課題
タスク管理方法は各人に委ねられており、他メンバーの状況把握やノウハウ共有が難しい状況だった
管理シートでの記入は直感的でなく億劫。メンバー間での認識のずれも発生していた
開発専用ツールよりも俯瞰でき、チャットツールよりもタスクに紐づくコミュニケーションが必要だった
解決したこと
全体の俯瞰が可能になり、マネジメント判断のサポートに。同時並行作業の精度が向上した
動かしやすく見やすい画面。個人のタスク管理業務が「億劫」から「楽しい」に変わった
タスク共有に割く時間が減り、コミュニケーションの質も上がった
株式会社MIXIは、東京都渋谷を本拠地とするIT企業だ。SNSの「mixi」、スマートフォンゲームの「モンスターストライク」、子どもの写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」、共遊型スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」など、幅広い領域でサービスを展開。"ユーザーサプライズファースト"の精神のもと、豊かなコミュニケーションを生み出す、「心もつながる」場と機会の創造をし続けている。
今回は、同社モンスト事業本部 新規事業開発部での導入にあたり、Jootoを推薦した浅沼拓志(あさぬま・たくじ)さんと、実際にJootoを使い業務に役立てている園原聖崇(そのはら・きよたか)さん、田村 佳大(たむら・よしひろ)さんに導入の背景や具体的な利用方法、導入前後での変化などについてお話を伺った。
「心もつながる」コミュニケーションサービスを展開
― 御社の事業内容と、皆様のお仕事について教えてください。
浅沼:MIXIは、「豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む。」というパーパス(存在意義)のもと、友人や家族間で一緒に楽しむコミュニケーションサービスを提供しています。「mixi」や「モンスターストライク」、「家族アルバム みてね」、「TIPSTAR」などのサービスを通して、ただ「つながる」のではなく、「心もつながる」場と機会の創造をミッションとしています。私たちが所属する、モンスト事業本部 新規事業開発部は、複数のグループからなり、「モンスターストライク」をはじめ、さまざまなゲームタイトルの企画開発を行なっています。
園原:私は新規事業開発部の中でも、「みんなでワイワイ」をコンセプトとした新規ゲームプロジェクトのプロデューサー兼マネージャーとして業務に関わっています。チームメンバーのタスクを俯瞰し、進捗管理を行っています。
田村:私は園原とは別のグループにて、新規ゲームの運営や企画、プロトタイプ版におけるアート検証実務など複数プロジェクトを兼務しています。
チーム統一のツールがなく、タスク管理方法は各人に委ねられていた
― Jooto導入の経緯と、導入前に感じていた課題についてお聞かせください。
浅沼:以前は、開発の工数管理専用ツールを使って1つのゲームプロジェクトを管理していたのですが、新規事業開発部に配属されたことで複数のゲームプロジェクトの進行を管理することになり、案件全体を俯瞰できる新たなツールを探しはじめました。当初はチーム作業管理が得意なツールを考えていました。そういう意味では、もともと使っていた工数管理専用ツールでもよかったのですが、開発することが決定した案件でないと管理がしづらいんですよね。開発決定前の案件の把握や、日常業務などちょっとした相談もでき、個人単位でもタスクを管理できるツールがあるといいな、と探すなかでJootoにたどり着きました。
園原:私と田村は、浅沼からの紹介で、Jootoを使い始めました。以前まではエクセルを使ったり、タスクではなくスケジュールベースの管理ツールを使ったりと試行錯誤していました。しかし、チーム内でツールが統一されておらず管理は個人任せだったため、「他のメンバーが何をしているのか」「担当案件の締切はいつで、何が遅れているのか」などが、見えにくい状況でした。また、定期的な共有会は実施していましたが、詳細までは把握できず、ノウハウ共有もスムーズではありませんでした。
田村:私も以前はエクセルシートに列挙する形でタスク管理をしていましたが、「いま、誰がボールを持っているのか」の他メンバーとの認識のズレがしばしば発生してしまっていました。タスクが見づらい事も億劫に感じていました。
Jootoはタスク管理ツールであり、コミュニケーションツール
― Jooto導入に至った決め手について教えてください。
浅沼:タスクを積み上げて、ガントチャートが自動生成できる、しかもWEBで完結できる点が導入当時のチームの状況にぴったりでした。これまでは、スケジュールありきで、その中でタスクを押し込むようなやり方が多かったのですが、プロジェクトごとに無理なくToDoベースでスケジュール作成できるのが良かったです。
園原:全体スケジュールを俯瞰した上で、個人の作業状況を把握できるのがありがたかったです。開発現場では、厳密な工数管理が求められる場面があり、それは開発専用のツールを活用しています。しかし同時に、複数プロジェクトの全体像を踏まえての進行管理や関連部署とのMTGなど、ディレクション的な仕事も多く、Jootoはそうした場面でとても役立ちます。
Jootoはタスク管理ツールであり、コミュニケーションツールでもあると感じています。ちょうどよい粒感でタスクを把握しつつ、紐づく業務コミュニケーションも残しておける点が、私のチームにカチっとはまりました。
浅沼:Jootoではしっかり管理する、というよりは、各々の状況を共有しましょう、という感覚。本当にコミュニケーションの一環ですよね。
田村:ストレスフリーな触り心地の部分も大きいですね。レスポンス速度やUIの分かりやすさのレベルが高く、シンプルに触っていて快適だという点は素晴らしいです。
園原:マニュアル作成の手間がかからないのもポイントです。新しいメンバーが参加するときも、口頭で「Jootoというツールにタスクを入力して終わったら完了の更新してくださいね」と簡単に説明するだけで機能しています。わかりやすい画面なので、使えばわかってもらえる。
― 具体的に、どのようにJootoを活用していますか?
田村:私は、個人のタスク管理に使っていることが多いですが、メンバー複数で関わるプロジェクトについては、各タスクにおける進捗と「誰がボールを持っているのか」の認識を明確に合わせするために活用しています。具体的には、進捗フェーズごとにリストを作成し、タスクが置かれている位置やタスク名から、ボール保持者や進捗状況を見える化しています。また、タスクの重要度や緊急度の管理のためにラベル機能を、補足情報の追記のためにコメント機能を使っています。
園原:私のチームでは、田村のチームとは異なり、メンバーごとにタスクを作成しています。個人のタスクをJootoで一覧化し、タスク内容や締め切り、案件ごとのマイルストーンをチーム内で共有しています。また、私自身はマネージャーとして、チームメンバーの稼働やプロジェクトの進捗把握などの業務全体を俯瞰し、割り振りなどを決めるために、Jootoを活用しています。タスクの総量と、その中身もわかるのでこの時期はタスクを振れないなとか、逆に現状のタスクを落として他をお願いしようという判断のサポートになっています。
見落としが減り、チーム内のコミュニケーションの質も向上
― Jootoを導入したことで状況は変化しましたか?
園原:とにかく全体を俯瞰できるようになったのが大きいですね。重要なマイルストーンから逆算して工数を見積もる中で、「マイルストーンに影響するか」「どうやって実行するか」「作業は多すぎないか」といったことをJootoで見える化されたタスク量やスケジュールから判断できるので、同時並行作業の精度が、上がりました。
個別MTGをあえて実施しなくても、各メンバーの業務量や状況が把握できているのは、「Jootoのおかげ」と言えると思います。定例会議で、各々のタスクを確認する必要も無くなったので、コミュニケーションの質が上がった実感があります。エクセルで管理していた頃からは、ぐっと効率が上がったと思いますし、見落としも無くなりました。
田村:タスクや進捗管理しやすくなったのはもちろん、Jootoは触っていて楽しいので、タスク管理業務自体が以前に比べて億劫な物でなくなったという変化もあるかもしれません。
― 今後、Jootoをどのように使っていきたいとお考えですか?
園原:今後も、皆様に楽しんでいただけるゲームをたくさん制作することを目標にしています。しかし、それに伴ってタスクも増えるため、しっかり進行するためにも引き続きJootoを活用していきたいと思います。また、今の使い方を軸に、よりチーム内で共有しやすいような形も模索していけたらと思います。
田村:プロダクトのフェーズに応じて情報共有を強化しながら、タスクに紐づいたコミュニケーションツールとして使えるといいな、と思います。「使って楽しい」を誘い文句に、社内でも活用を広げていきたいですね。
社名 | 株式会社MIXI |
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従業員数 | 1,452名(2022年3月末現在) |
事業内容 | スポーツ、ライフスタイル、デジタルエンターテインメント事業など |
URL | https://mixi.co.jp/ |