目指すのは「Ping ,Pong ,Pumg」と仕事熱が玉突きのように連鎖するイベント
2024年7月10日、第1回「Jooto MeetUP」を開催いたしました。
「Jooto MeetUP」は、Jootoのプロジェクト推進や社内のDX推進など、同じような悩みを持つユーザー様同士が、互いに悩みを相談し合い、繋がりが生まれるイベントです。
全体コンセプトは「Ping ,Pong ,Pumg(ピン・ポン・パン)」。「Jooto MeetUP」に集う人の熱や想いが誰かに触れ、その熱や原動力が玉突きのように伝播し、さらにそれが連鎖して全体が沸き立つように動くイベントを目指しています。
記念すべき第1回は東京・御成門の会場で行われ、プロジェクトやDXの推進に取り組むJootoユーザーの皆様にご参加いただきました。
PeopleX 橘氏による講演〜慣習となったものに対してどう向き合い、人を巻き込み、物事を前に進めるのか〜
今回の「Jooto MeetUP」は株式会社PeopleX 代表取締役兼CEO橘 大地さんによる基調講演からスタートしました。講演テーマは「慣習となったものに対してどう向き合い、人を巻き込み、物事を前に進めるのか」。DX推進など、組織に新しい風を吹かせようとする担当者なら、誰もが一度は悩んだことがあるポイントではないでしょうか?
橘さんは、今では当たり前となった「クラウド型電子署名」を普及させた立役者です。弁護士ドットコム社にてクラウド契約サービス「クラウドサイン」の事業責任者をつとめ、2,000年続くはんこ文化に挑みました。
本講演では仕事を改革していく際に生じがちな壁について、「契約には紙とはんこが必要」という「慣習」を打ち破った橘さんご自身の経験を振り返りながら、語っていただきました。
「クラウドサイン」の普及にあたり、最大の壁となったのは電子署名法でした。従来、電子署名を行うためには契約に関わる両者が認証局へ実印や印鑑証明等を提出し、電子証明書を受け取る必要があったのです。電子署名のために実印が必要で、認証に時間もかかるのでは、本末転倒です。
しかし、橘さんは、歴史上のサービスはことごとく「UX > 既存の法律」であると語ります。
UXが素晴らしいものであれば、必ず法律の壁を乗り越えられると考え、顧客ファーストの技術やデザインを磨き、プロダクト開発に力を入れました。また、大規模プロモーションやキープレイヤーとの合弁会社設立、そして既存のハンコ業界との交流を深めるなど、社会の潮流や味方を作るための様々な施策を行いました。
潮目が大きく変わったのは新型コロナウイルスの感染拡大でした。「在宅勤務」が経済活動の前提となる中、2020年9月、「クラウドサイン」の規格が電子署名法(第3条)において法的に有効とされる基準が示されました。既存の法律がサービスに併せて解釈を変更したのです。「クラウドサイン」はその後も事業成長を続け、クラウド型電子署名は新たな「商慣習」となりました。
現在の橘さんはエンタープライズ向けHR事業を展開する株式会社PeopleXを創業し、日本の労働生産性向上という新たなミッションに挑戦中です。
パネルディスカッションでは、講演内容を聞いたJooto事業部長 山田真輔が橘さんに質問していきました。「慣れ」を優先しがちな状況を脱却する方法や、周囲を巻き込むコツ、大きな挑戦に取り組むマインドなど気になったポイントをズバズバと聞いていきました。
仕事を前に進めるためには周囲と課題を共有し、一人ひとりの共感を得ることが必要。また、そのためには日頃から徳を積んで“愛される”ように努めることが重要とのことでした。そして大きな課題に取り組むほうが応援してくれる人が増えるので、難易度は実は簡単。現在の取り組みが上手くいかないならば、論点を大きくしてみては?というヒントをいただきました。
リアルな悩みを共有し、課題解決の方法をディスカッション
いよいよユーザーズディスカッションの時間です。仕事への想いや現在のお悩み、普段の試行錯誤の中での気づきなどを共有し合いました。
「こんなリストでこんなタスクを作って運用していますよ!」と、パソコンやスマホアプリでJootoの画面を見せ合っているテーブルも。活用イメージを一目で伝えることができるのは、シンプルなデザインが強みのJootoならでは、です。しかし、その内容は実に多様。さまざまな工夫を凝らしながら自社課題解決に向けたカスタマイズをされています。
また、ディスカッションにはJootoメンバーも参加し、ユーザー様のリアルなお声を伺うことができました。
たとえば、導入推進者の悩みとして「清書のようにきちんと記入しなくてもいいから、もっとラフにタスク化してほしい」という話題で盛り上がりました。タスク化のハードルをいかに下げられるかは、社内浸透にむけた鍵となりそうです。
イベント開始前は若干固かった雰囲気も、いつの間にか熱量を帯びていました。ユーザー同士の仲も深まり、終盤には人生相談をしているユーザーさんもいたほど…!
時間はあっという間に過ぎました。
懇親会でも業種業界を超えて「Ping ,Pong ,Pumg」と熱が伝播
イベントの最後には、懇親会を行いました。
積極的な交流を行なっていただくための仕掛けもご用意しましたが、ユーザーの皆様はJootoメンバーの予想以上に自発的な情報交換を行ってくださいました。とあるユーザー様からは「なかなか他業種と共通の話題で話す機会がないので、貴重な体験でした」とコメントを頂戴しました。心から嬉しく思います。
「Jooto MeetUP」のコンセプトは「Ping ,Pong ,Pumg」。ご参加者の方々の熱が玉突きのように伝播し、その勢いで明日からの仕事も前向きに取り組めるような時間を一緒に作りたいという想いで開催され、実際に熱気あふれた場となりました。
そしてその熱は、Jootoメンバー自身が一番強く感じています。今回オフラインの場としては初めてお会いできた方も多く、ユーザー様との心の距離がグッと近づきました。(ユーザー様もそのように思っていただけていると…信じています!)
Jootoメンバー 一同、これまで以上に皆様の想いやお悩みに寄り添った伴走をさせていただければと思います。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
第1回「Jooto MeetUP」に参加された方のコメントをご紹介します。
「現在はグループ内で活用していますが、今後は全社にJootoを広げていきたいと考えています。そこで、他のユーザーはどんな取り組みをされているのかなど、社内で広げるためのヒントを得たいと思い参加しました。イベントでは、さまざまな立場や導入フェーズの方にお会いでき、多方面での学びがありました。たとえば私はJooto導入を推進する立場ですが、ディスカッショングループの中には、Jooto導入を“言われている”立場の方もいらっしゃいました。お話を通して、社内説明の仕方を改めて考えるきっかけになりました」(製造業界)
「イベントにはJooto担当者のお誘いをきっかけに参加しました。本格運用開始からまだ1ヶ月半ですが、ユーザー同士で使い方を共有することで、もっと上手く使いこなす方法を知りたいと思いました。会社ごとに、作り込みの方向性が大きく異なっていて興味深かったです。「そんな使い方があったのか!」という発見をいくつも得られました」(建設業界)
「Jooto MeetUP」は今後も開催予定です。場所やコンテンツを変え、改めてご案内いたしますのでどうぞご期待ください!
おわりに。皆様からのお声を受けて
「Jooto MeetUP」で皆様とお話をする中で「もっと上手く使いこなす方法を知りたい」「他ユーザーの活用方法を知りたい」というお声を多くいただきました。そこで、様々な業界/職種/業務に置けるJootoの活用方法をご紹介する、オンラインセミナーを開催いたします。
初回は製造業を対象とし、今後も様々な活用事例をご紹介していく予定です。
ご興味のある方は、ぜひこちらのフォームよりお申し込みください!
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